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日本教育保健学会第22回年次学会のご案内(第3報)

学会活動

詳細については,第22回年次大会ホームページをご覧ください。https://sites.google.com/view/jahe22hyogo/home

あいさつ 

少子化が進む中、不登校児童生徒数やいじめの認知件数は令和3年以降再び増加に転じ、過去最高とも称されています。また、件数や人数だけの問題ではなく、子どもの貧困、虐待、性的暴力、LGBTQなど子どもたちを取り巻く問題や困難は多様化・複雑化しており、健康な教育環境の確保がますます重要になっていると思われます。子どもの健康や発育発達に関わる課題は、家庭と学校だけでは到底解決には至りません。学校教育をはじめとした健康的な文化・風土の中で育まれ、子どもたちが伸び伸びと健康に生活することが大切なのです。子どもだけでなく誰にとっても真にウェルビーイングな社会の実現は大切なことですが、子どもたちにとっては、学校教育を中心に据えた、一人ひとりが尊重される健康な文化・風土の実現がいっそう重要になると考えられます。

 社会が急速に変化し先が読めない時代は、蓄積した成果に頼ったトップダウン式ではなく、潜在的リスクをも考慮し、柔軟に対応するボトムアップの文化・風土が大切になってくるといわれます。会員の皆さまには、未来を担う子どもたちのために、柔軟で自由な発想のご意見を賜りたく、教育保健の観点から大いに議論し、学びを深めていただきたいと願っています。

 本大会の開催に際して、ご後援をいただいた兵庫県教育委員会、加古川市教育委員会をはじめ、神戸市、高砂市、稲美町、播磨町の各教育委員会、兵庫県養護教諭研究会連盟、神戸市養護教諭研究会各位に心より感謝申し上げます。春まだ浅い3月1日・2日ですが、兵庫大学においでくださいますよう、実行委員一同、お待ち申し上げております。

日本教育保健学会 第22回年次大会長

 兵庫大学  大平 曜子

年次大会について

  1. 開催日時   2025年 3 月 1 日(土) ・ 2 日(日)
  2. 会   場    兵庫大学 5号館
  3. テーマ  「健康な文化・風土を生きる-教育保健の可能性-」
  4. 後 援  兵庫県教育委員会、加古川市教育委員会、神戸市教育委員会、高砂市教育委員会、稲美町教育委員会、播磨町教育委員会、兵庫県養護教諭研究会連盟、神戸市養護教諭研究会
  5. 参加費 会員・当日会員 5,000円 (講演集含む),教職員 3,000円 (講演集含む)※後援予定の地域の現職教職員を対象とする ,大学院生 2,000円 (講演集含む),学生 1,000円 (講演集含む)

 6.プログラム 2025年 3月 1日(土)

12:00~受付
13:00~13:10開会式
13:10~13:50大会長講演  演 題「健康な文化・風土と人間形成」
演 者:大平 曜子 氏(兵庫大学 教授)
座 長:長谷川 重和 氏(神戸親和大学 教授)
14:00~15:20教育講演  演 題:「健康と文化をつなぐ人間讃歌の教育保健実践」
演 者:山本 万喜雄 氏(聖カタリナ大学 教授/愛媛大学名誉教授)
座 長:尾崎 貴弥  氏(加古川市教育委員会 参事)
15:30~17:30メインシンポジウム  テーマ:「健康な文化・風土を育むための『命の学習』の実践」
コーディネーター:若井 和子 氏(兵庫大学 教授)  梅田 裕之 氏(加古川市立鳩里小学校 養護教諭)
パネリスト:養護教諭の立場、担任の立場、管理職の立場、卒業生の立場など(予定)
質疑応答および協議
17:30~18:30総会
18:30~情報交換会

3月2日(日)

9:00~受付
 9:20~10:50一般発表Ⅰ(口頭発表)
11:00~12:20


特別講演  演 題:「”身体からこころへ”Well-beingから学校の健康経営を考える」
演 者:朽木 勤  氏(兵庫大学)
座 長:米野 吉則 氏(兵庫大学)
12:30~13:00ランチョンセミナー(仮)
13:10~14:10一般発表Ⅱ(口頭発表)
14:20~16:00研究委員会企画講演会  演 題:「体験学習で学校を変える」
演 者:堀 真一郎 氏(きのくに子どもの村学園理事長)
16:10~閉会式

※ 一般発表は、1演題15分発表、15分質疑応答の30分間です。演題プログラムは2月を目途に、下記のホームページで掲載いたします。

7.年次大会事務局

兵庫大学  〒675-0195 兵庫県加古川市平岡町新在家2301

TEL : 079-427-5111(代表) FAX : 079-427-5112

事務局 米野吉則  e-mail:jahe22hyogo@gmail.com